関西電力:18年3月期決算(2019年3月期:配当50円への増配の可能性)

2018年4月27日、関西電力(9503)の決算発表は以下の通りとなりました。

2018年3月期は従来予想の経常利益1950億円を上回り、増収増益・増配という結果になり、
2019年3月期においても、大飯原発4号機も予定通り6月以降に営業運転を開始することになりかつ再稼働差し止めに関する裁判で敗訴しなければ、大幅な増収増益・増配が期待できます。

◆ 【決算速報】関西電、前期経常は11%増益で着地・1-3月期(4Q)経常は黒字浮上、今期業績は非開示、前期配当を5円増額

関西電力 <9503> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比10.7%増の2171億円に伸び、従来予想の1950億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。なお、19年3月期の業績見通しは開示しなかった。

同時に、前期の年間配当を30円→35円(前の期は25円)に増額し、今期の年間配当は未定とした。

4月27日(金)15時04分配信 株探ニュース

関電は業績好調ですが、2019年3月期の業績は次の原発4基が営業運転している状態であるかどうかに大きく依存することから、業績見通し非開示と年間配当未定となっています。

高浜原発3号機:定格電気出力 87万kW
高浜原発4号機:定格電気出力 87万kW
大飯原発3号機:定格電気出力 118万kW
大飯原発4号機:定格電気出力 118万kW

上述の原発4基が2018年度に予定通り営業運転を継続することができれば、次の四季報以上の経常利益と配当金(年間50円以上)となる可能性が高いと考えられます。

また、以下の通りSMBC日興証券では以下の通りの増配を予想しています。

◆ 関西電力-SMBC日興が新規「1」 還元強化に加えて離脱の減速に期待

SMBC日興証券では、還元強化に加え、離脱の減速に期待。投資評価「1(アウトパフォーム)」、目標株価1670円として、新規カバレッジを開始した。

2017年の高浜3・4号機に続き、2018年も大飯3・4号機と原発再稼働が進む予定。値下げにより直接的な収益インパクトは限定的だが、電源の競争力が戻り、顧客の離脱防止に一定の効果が出る見込み。安全審査は完了しているが、安全対策工事中である高浜1・2号機、美浜3号機が再稼働すると燃料の削減メリットが利益面でも表れる見通し。これらの再稼働を予想する21.3期以降には、経常利益は2500億円規模へ向上するとみているとした。再稼働に合わせ、配当は今19.3期50円21.3期60円と段階的な増配を予想。

4月4日(水)15時01分配信 トレーダーズ・ウェブ

売上高、営業利益、経常利益、1株利益の全てにおいて、中部電力よりも関西電力の方が上となっていますが、関西電力は原発が停止させられる司法リスクがあることに対して、中部電力には司法リスクがないことが起因していることで、株価が逆転している状態にあります。

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