タワーマンションとミサイル問題

今まではタワーマンションを購入する上で「ミサイル攻撃による被害」なんて意識する必要は全くなかったのですが、米朝ともに強硬派の政権が誕生した結果、有事が発生して日本が被害を被る可能性が高まっており、報復先として「東京」が名指しされていることから、関東圏はミサイルが着弾すると大きな被害を受ける可能性があります。

前提として、有事が発生する可能性は低いと考えていますが、都心から離れていたとしても、眺望の良いタワーマンションの場合は眺望が良いことがあだとなり、爆発時における「爆風」と「閃光」によって大きな被害を受ける可能性があります。

現在の情勢からしてタワーマンションは買わない方がよいのか?

では、タワーマンションは現在の北朝鮮問題がなくなるまで買わない方がよいのでしょうか。当方はそうは思いません。なぜなら、有事が発生する可能性は低いことと、そもそも地政学的リスクがなくなることはないからです。

とはいえ「現在の緊迫した情勢」や「将来に有事が発生する可能性」について気にされている方もいらっしゃるかと思います。それでは、どのような状態になれば、このようなことを気にせずに安心して購入できるかといえば、それは現在のミサイル防衛システムが強化される方向性さえ確定すれば、関東圏でもそのようなことを気にせずに安心してタワーマンションを購入できる環境が整ったと言えるのではないでしょうか。

何をもって「ミサイル防衛システムが強化された」と判断するか

国会での答弁では、着弾してくるミサイルに対して「迎撃できる」とお答えされていますが、専門家の指摘されている通り、連続して多数が発射された場合には、つまり飽和攻撃となった場合には日本の領土への着弾を回避することができない状況にあります。

それでは「現在のミサイル防衛システムが強化」とは、何をもって強化されるのかを見ていきます。先ず、現在の日本のミサイル防衛システムでは以下の2段階対応となっています。

1. イージス艦によるSM-3ミサイルによる迎撃
2. SM-3で撃ち漏らした場合にPAC3による迎撃

イージス艦から発射できるSM-3ミサイルは限られていることから、この2段階だとすぐに飽和状態となり多数のミサイルを連続して発射されると耐えられないことから、以下の2ステップもミサイル防衛システムに組み込もうと検討されています。

・ 地上配備型イージスシステム「イージス・アショア」による迎撃
・ THAADによる迎撃

PAC3の迎撃地点が高度「15~20km」であることに対して、
THAADの迎撃地点の硬度「40~150km」であり、大気圏に再突入している段階で、ミサイル防衛で迎撃・撃破できることから「迎撃時の二次被害を軽減する」ことができます。最初からPAC3ではなくTHAADを配備して頂きたかったところです。

この4ステップによる防衛システムにより、日本の領土へミサイルが着弾する可能性が大幅に低くなりますが、この防衛システムを上回る多数ミサイルを「連続して発射された場合」にはそれは飽和攻撃となり、やはり日本の領土への着弾を回避することができません。

そこで、飽和攻撃をなんとか回避できるようにするためには「敵基地反撃能力」を有している必要があります。相手国から数発発射されてそれを迎撃した後、それでも何度も何度も相手国から日本へミサイルに発射される場合、ミサイル発射台やミサイル基地に対して限定的に反撃を行うことで日本へ「そもそもミサイルを発射できない」ように無力化することができます。

タワマンを安心して購入に踏み切れる3つの方向性!

以上のことから、有事の発生を気にしている方は、以下の3つの方向性が確定すれば安心してタワーマンション購入に踏み切れると考えていいと思います。なお、これら3つは導入される方向となっていますが、本当に導入されるかを政治ニュース等でウォッチしていきましょう。

1. 地上配備型イージスシステム「イージス・アショア」の導入
2. THAADの導入
3. 敵基地反撃能力の保有(ミサイル基地に対する限定的な反撃)

この「 有事の発生 」というのは、可能性は低い話ではあるのですが、それを気にされる方もいらっしゃるので、そういった方も関東圏のタワーマンションを安心して購入できるように、対話を大切にしながらも、現実問題として防衛力もしっかりと高めて頂きたいところですね。

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