2018年4月19日 電力株レーティングと目標株価 by マッコーリー証券

◆ 2018年4月19日 マッコーリー証券(3段階・弱気>中立>強気)

中部電力(9502):レーティング(中立→強気)、目標株価(1,500円→1,810円)
関西電力(9503):レーティング(弱気→中立)、目標株価(1,200円→1,490円)
中国電力(9504):レーティング(弱気→中立)、目標株価(1,000円→1,230円)
北陸電力(9505):レーティング(弱気→中立)、目標株価(800円→990円)

中部電力では、先月にコンバインドサイクル発電設備としてギネス世界記録認定を受けている西名古屋火力発電所7-1号機と7-2号機の最新鋭のLNG発電所を中心とした、LNGを火力の主体としていることから原子力発電所の再稼働をせずとも安定した大きな利益を得られる電力会社となっている点、JERAからの大きな収益徹底したコスト削減などが行われていることなどが評価されて目標株価も他の電力会社よりも強くなっているようです。

また、その成果として先月に経常利益の上方修正、増配などが決定したことも現在の強い株価を形成する一因になっていると考えられます。

◆ 電力会社の近況:東京電力にポジティブサプライズ

今週は電力会社(特に東京電力)にとってポジティブサプライズがありました。それは、原発再稼働に慎重であった新潟県知事の辞任です。現在、東京電力の所有する原子力発電所である柏崎刈羽原子力発電所の6号機と7号機はともに安全審査に合格済みです。これら原発の出力はともに135.6万kWであり、来月の知事選挙において現在容認派の知事が誕生して原発再稼働が行われた場合は経常利益が大幅に上昇するため、その期待で東京電力の株価が上昇しました。

もちろん、新潟県の知事選挙で野党候補が勝利した場合にはこれからさらに4年間の原発停止となる可能性が高く、東京電力の株価は大幅に下落する可能性が高いと言えます。

このポジティブサプライズのニュースに連動した上昇、そして日経平均 22,000円越えという地合いの良さもあり、今週は電力セクター全般に買いが入り大きく上昇しています。

2018年4月19日時点での株価、実績PBR、予想PER、予想1株配当は以下の通りです。

電力会社 株価 実績PBR 予想PER 予想1株配当
東京電力 457 0.48 2.55 0
中部電力 1,660 0.73 17.98 35
関西電力 1,483 0.93 9.95 30
中国電力 1,319 0.78 37.69 50
北陸電力 1,011 0.67 0
東北電力 1,469 1.01 12.31 40
四国電力 1,337 0.86 17.05 30
九州電力 1,264 1.17 12.75 20
北海道電 696 1.01 12.50 5
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