自動車株を買うなら、自動車メーカーの御三家(トヨタ、ホンダ、日産)株を推奨する理由

自動車株を買うなら「トヨタ、ホンダ、日産」を推奨する理由 1

先ずは、御三家(トヨタ、ホンダ、日産)の売上高、営業利益が圧倒的である点です。特に、トヨタは営業利益率は高く安定しています。ホンダと日産も営業利益率が改善されてきており良い方向へと向かっています。

2018年3月期の連結決算は、売上高、営業利益、最終利益の順番で並べると以下の通りです。また、2018年9月22日時点の株価に基づいた配当利回りは以下の通りです。

自動車株 売上高 営業利益 最終利益 配当利回り
トヨタ(7203) 29兆3795億 2兆3998億 2兆4939億 3.14
ホンダ(7267) 15兆3611億 8335億 1兆593億 3.09
日産(7201) 11兆9511億 5747億 7468億 5.16
スズキ(7269) 3兆7572億 3741億 2157億 1.04
マツダ(7261) 3兆4740億 1464億 1120億 2.58
スバル(7270) 3兆4052億 3794億 2203億 4.27
三菱自(7211) 2兆1923億 982億 1076億 2.50

参照元画像:SankeiBiz

自動車株を買うなら「トヨタ、ホンダ、日産」を推奨する理由 2

次に、配当利回りが良い点です。日産は断トツの高い利回りであり個人投資家に人気の銘柄になっています。ホンダは自動車セクターで唯一の四半期配当であり年4回の配当がもらえる点で個人投資家に人気です。以下は2018年9月22日時点の株価に基づいた情報です。

自動車株 株価 実績PBR 予想PER 1株配当 配当利回り
日産(7201) 1105.5円 0.80 8.65 57円 5.16
スバル(7270) 3370円 1.66 11.75 144円 4.27
ホンダ(7267) 3491円 0.78 9.60 108円 3.09
トヨタ(7203) 7000円 1.09 8.96 220円 3.14
マツダ(7261) 1359円 0.72 10.70 35円 2.58
三菱自(7211) 801円 1.53 10.36 20円 2.50
スズキ(7269) 7106円 2.42 13.59 74円 1.04

スバルは日産に次いで配当利回りが良いですが、最終利益がマイナス22.0%となっているだけでなく、2019年3月期の増配もなく減収減益となっていることからも、高配当銘柄の自動車株を保有したい観点では「 日産 」、四半期ごとに配当を受け取るという観点では「 ホンダ 」がお勧めです。

自動車株を買うなら「トヨタ、ホンダ、日産」を推奨する理由 3

可能性は低いですが、追加関税が発生した場合の影響度です。大前提として、米国による日本自動車メーカーへの追加関税が発生すれば、すべての自動車メーカーは大きなマイナス影響を受けてしまいます。しかしその中でも「マツダ、スバル、三菱自動車」は大きなマイナス影響を受けてしまいます。

◆ 米中貿易摩擦で輸入車への追加関税現実味 6社が大幅安 見えぬ打開策

米中貿易摩擦が泥沼化してきたことで、トランプ米政権が検討している日本などからの輸入車に対する関税の大幅引き上げも現実味を帯びてきた。東京株式市場では、米政権の追加関税検討開始以降、上場乗用車メーカー7社中、米国で販売する6社の株価が大幅安となっている。

~ 省略 ~

米政権が最大25%とされる関税引き上げ検討を発表したのは5月24日(日本時間)。その後の3カ月間、既に米国を撤退し、インドで販売を伸ばすスズキを除く乗用車6社の株価は低迷している。5月23日と今月24日の株価を比較すると、特に下落率が大きいのはマツダ(13・8%)と三菱自動車(10・9%)。両社は米国に工場を持たず、現地で販売する全量を日本などから輸出している。

~ 省略 ~

米国は日本からの自動車輸出の最大の仕向け地で、昨年は全体の37%に相当する約174万台を輸出。トヨタ、ホンダ、日産は世界販売台数の3割前後、スバルは6割を米国が占めており、追加関税やNAFTA見直しによる経営への打撃は大きい。

https://www.sankei.com/economy/news/180826/ecn1808260005-n2.html

マツダと三菱自動車は現時点で「米国に工場を持たない」という点が大きなマイナス材料で、スバルは、世界販売台数の「米国の占める割合が6割」であるという点がマイナス材料です。

トヨタ、ホンダ、日産もマイナス影響を受けますが、マツダ、スバル、三菱自動車についてはさらに大きなマイナス影響を受ける可能性があるという観点からの消去法による選択です。

自動車株を買うなら「トヨタ、ホンダ、日産」を推奨する理由 4

トヨタ、ホンダ、日産のマーケティング戦略はバランスが良いという点が挙げられます。特にトヨタはものすごく考えられています。全てを取り上げるとこのブログ記事では書ききれないので、今回は例えば「テレビ番組のスポンサー」についてピックアップします。

自動車はとても高額な商品です。とても大きな買い物ですから、消費者は慎重に選びますし、様々な情報収集を行い総合的に判断して車を購入する決定を行います。従って、自動車会社は幅広い層の多くの人に支持されるテレビ番組のスポンサーになるべきだと言えます。

つまり、賛否両論の激しい報道番組のスポンサーになることはリスクがあると言えます。賛同する声も批判する声も強い番組に「報道ステーション・サンデーモーニング」などの報道番組がありますが、マツダとスバルについてはこの番組のスポンサーをしています。

これらの報道番組が大好きな人もいれば、大嫌いな人もいるかと思います。やや左側に寄った番組構成となっていることから、保守層の人たちがマツダやスバルを購入したいとはならないと思います。マツダは車のデザインが美しいので正直もったいないと思っています

一方、断トツでバランスが良いのは「トヨタ」です。賛否両論のある報道番組のスポンサーにならず、万人受けするテレビ番組のスポンサーになっています。例えば政治色が全くなく人気のある番組の例として、日テレの「鉄腕ダッシュ」です。自動車メーカーではトヨタと日産がスポンサーになっていますが、トヨタはこのような番組のスポンサーになっていることが多いです。保守層やリベラル層に関係なく多くの消費者に購入してもらえるようなマーケティング戦略をしているのは、トヨタ、ホンダ、日産の3社であると当方は考えています。

報道番組はそれぞれのテレビ局の色があって良いのですが、当方は株を買う時には賛否両論の激しい報道番組のスポンサーの銘柄はなるべく避けるようにしています。そのため、定期的に報道番組のスポンサー調査をしてブログ記事にしていますのでご参考頂ければ幸いです。

以上が「 自動車株を買うなら御三家( トヨタ、ホンダ、日産 )株を推奨する4つの理由 」となりますが、次回は御三家のグローバル戦略に焦点をあてて記事を書きたいと思います。

なお、株を買うなら御三家( トヨタ、ホンダ、日産 )を買おうと言っているのではなくて、自動車株を買うのなら「 スバルやマツダよりもまずは御三家の銘柄をお勧めします 」という記事になっています。そして、チャート・企業分析を行い高値掴みには気をつけましょう。

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