KDDI:2018年9月中間決算(増収増益)アナリスト予想も上回る好決算、楽天と提携発表も

KDDI(9433)の「2018年9月中間決算」は次の通りとなりました。

2018年9月中間期(19年3月期第2四半期)は、売上高、営業利益、税引き前利益、当期利益の全てにおいて前年比でプラスとなりました。さらに、2019年3月期の当期利益についても、8.3%プラスの「 620,000(百万円)」としており、ドコモ並みの利益を出しています。

※ NTTドコモによる昨日の大幅値下げ発表により、本日の株価は暴落しています。

好決算に加えて、大きく2つのポジティブニュースがありました。

KDDIと楽天が業務提携する件、KDDIにとって大きなメリットがあります。

◆ KDDI、楽天と業務提携 通信設備や決済で連携

KDDI(au)は楽天と業務提携すると発表した。KDDIはスマートフォン(スマホ)決済で楽天が持つインフラを活用する。ローミング(相互乗り入れ)契約も結び、楽天が2019年秋に携帯事業に参入する際、通信設備を貸し出す。国内携帯電話市場は3社の寡占に楽天が挑む構図だったがKDDIと楽天が手を組む。

携帯電話の基地局の整備にはコストと時間がかかるが、楽天は開始当初から全国でサービスを提供できるめどが付いた。KDDIはローミングを提供する代わりに、スマホ決済やネット通販などで楽天の基盤を活用する。楽天の決済サービスの加盟店舗でauの決済サービスも使えるようにする。楽天のネット通販の物流インフラも共同で使う。

国内の携帯電話事業はNTTドコモなど大手3社の寡占で飽和状態にあり、大きな成長は見込みづらい。インフラの投資や維持にコストがかかり、料金の値下げ圧力は高まる。通信事業はこれまでのような高収益が期待しづらい転換期を迎えている。各社は通信を利用した金融サービスやネット通販などサービス事業への関心を高めている。

KDDIがライバルでもある楽天と手を組むのも、「非通信」分野を強化するためだ。楽天は決済などのサービス分野で先行している。決済や金融などのサービスをどれだけ広げられるかが、競争の焦点になってきた。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3722142001112018000000/

続いてのニュースは、本日の決算発表の決算会見で以下のコメントをしたことです。

高橋社長は「同等なものはすでにやっている」と指摘。その上で「ドコモよりも一歩先に宿題を済ませているので、同じ規模で追随するということにはならない」と語った。

そして、KDDIは来期も増益計画を立てています。

◆ ドコモと同規模値下げしない、来期も増益計画へ=KDDI社長

[東京1日ロイター] – KDDI(9433.T)の高橋誠社長は1日の決算会見で、NTTドコモ (9437.T)が大規模な値下げを表明したことについて、同規模の値下げには慎重姿勢を示した

ドコモは前日、2─4割程度の値下げにより1年当たり最大4000億円規模の顧客還元を実施すると表明した。

高橋社長は「同等なものはすでにやっている」と指摘。その上で「ドコモよりも一歩先に宿題を済ませているので、同じ規模で追随するということにはならない」と語った。

同社によると、昨年度に分離プランを導入して以降、顧客還元累計は今期末までに約3000億円超にのぼるという。高橋社長は「今からまた4000億円ということは絶対にない」と強調した

1日の東京市場では追随値下げによる収益悪化懸念が浮上。KDDIの株価は前日比454.5円安の2360円と、前日から16%超下落した。

高橋社長は「単純に追随すると憶測されて、株価が下落したのではないか」との見方を示した上で「いま中期計画を作っているが、ドコモのように最初から減益を発表するつもりはない」として、「株はいまが買い時なのではないか」とアピールした。

ドコモは値下げの影響で、2020年3月期に営業減益を予想。現行の営業利益規模(約9900億円)に回復するのは5年後の2024年3月期になると見込んでいる。

https://jp.reuters.com/article/kddi-pricedown-idJPKCN1N63VZ

本日の決算会見での上述のコメントを受けて、PTSではそれなりの出来高を伴いながら株価が上昇している状況です。明日は反発が期待できるかもしれません。適正な株価に戻るのは早いかもしれませんね。引き続きKDDIを応援しています。

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