JT(2914)新型プルームテック発売の前倒し、決算での増配と自社株買い発表はあるか

新型プルームテックの販売開始は当初は2019年3月を予定していたようですが、
2019年1月29日に前倒しで販売開始となりました。

プルームテック+の販売前倒しが好感された点、及び、17日にマスコミ向け記者会見で多様なユーザーニーズに多彩な選択肢で応えていく今後のRRP事業戦略の説明が好感された点から、本日のJTの株価は堅調に上昇しました。

◆ JT-反発 たばこ事業本部長の会見を好感 1月29日に新製品を投入

JT(日本たばこ産業)<2914>が反発。1月17日に、マスコミ向け記者会見(セルサイド・アナリスト参加)が開催され、岩井睦雄代表取締役副社長(たばこ事業本部長)が、「CHOICE」をキーワードに、多様なユーザーニーズに多彩な選択肢で応えていく、今後のRRP事業戦略を説明。これが好感されているようだ。

みずほ証券のレポートによれば、岩井副社長は会見で、加熱式たばこ(T-vapor)市場で最重点市場である日本での目標達成のカギは「温度」とし、1月29日に吸い応えをプラスした低温加熱型の「Ploom TECH+」と、メビウスらしい味わいの高温加熱型の「Ploom S」の新製品を同時に投入し、加熱する温度によって特徴が異なる3商品をそろえ、ユーザーの選択肢を広げたいとコメント。当初は全国のPloom専門店24店とオンラインショップで販売を開始し、順次販売チャネルとエリアを拡大、2019年中に全国拡販を目指す方針であると述べたとされる。

https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20190118-10000036-dzh-stocks

今回の「低音過熱型プルームテック・プラス」と「高温加熱型プルーム・エス」が販売開始により、喫煙者の方は、におい・健康懸念物質がより少ない「低温加熱型」と、より紙巻たばこらしい味わいの「高温加熱型」を選ぶことができるので、今後はアイコスよりも選択肢の多いプルームテックに移行する人が増えていく可能性が高いと考えられます。

野村証券の推計によると、2018年の加熱式たばこのシェアは「アイコスが71.8%」、「グローが20.1%」なのに対して、JTの「プルームテックは8.1%」となっています。つまり、ここからは追撃するのみであり、シェアを奪われるということはないでしょう。

また、現在は日韓関係が悪化しており、保守層の喫煙者を中心にマルボロ離れが進む可能性があります。現在日本で販売されているマルボロのタバコは韓国で生産されているからです。

四季報では以下の通り「加熱式投資一巡し利益上向く」と書かれています。

19年12月期の国内は加熱式新製品が寄与。海外はロシア買収が上期貢献。加熱式投資一巡し利益上向く。

新型プルームテックの販売開始の前倒し、日韓関係悪化による韓国産Marlboroタバコ離れは、JTの売上高にとってはプラスに働く可能性が高いと言えます。

そして、以下の四季報通り、2019年12月度からは営業利益、純利益、1株利益は上向いていき予測通り、一株配当は150円から160円へと増配される可能性が高いと言えます。

次に、自社株買いについてですが、今から4年前(2015年2月5日)に3600万株・1000億円を上限とした自社株買いをJTは実施しています。

2015年2月5日に自社株買いが実施された時のJTの株価は3300円前後です。

2019年1月18日時点のJT(2914)株価は2745円です。現在が異常な割安の株価である点と、新型プルームテックの開発投資が一巡した点から、4年ぶりの自社株買いを実施する可能性があるかもしれません。

現時点で自社株買いに関する観測記事なども一切出ていないことから、自社株買いの可能性は高いとは言えませんが、とても良いタイミングなのではないかと思っています。

全ては決算発表日2019年2月7日(木)に判明します。適切にポジションを調整しましょう。

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