KDDI(9433)20年3月期第1四半期(税引き前利益11.8%の減益、アナリスト予想下回る)

2019年8月1日、KDDI(9433)の決算発表は以下の通りとなりました。

第1四半期(4-6)の連結税引き前利益は前年同期比11.8%減の2544億円の減益となりました。

20年3月期直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期23.6%→20.5%に低下しています。

営業利益が330億円の減益となっていますが、現時点で通期予想は下方修正していません。減益理由としては、「リテンションコストの増加や前期のミャンマー事業の会計期間変更」としています。

現時点では、第2四半期以降の楽天モバイル参入のリスクは織り込めていないと思いますが、それは、楽天モバイルのキャリアとしての料金プランがどうなるのか、現時点では3キャリアとも把握できていないことからまだ織り込めないのだと思います。

また、KDDI auが発表した値下げした新料金プランの影響は、第2四半期以降となることからどれだけの減益要因になるのか懸念材料となっています。

旧ピタットプランの上限金額は7,480円であり、大きな収入源となっていました。固定回線の契約がある場合の上限金額は6,480円です。

一方、値下げした新ピタットプランの上限金額が5,980円であり、1500円安くなっています。また、家族3人で利用して、固定回線も契約している場合は上限金額は4,480円です。

この値下げ影響が大きく、Q2(7-9)からの大きな減益要因となる可能性があります。

そして、最も注意すべきは携帯3社の命運を握る楽天モバイルがどのような低価格料金プランで攻めてくるのか、第4の携帯事業者として取扱いのスマホが何になるのか、です。

KDDIを解約し楽天モバイルに移動するユーザーをいかにして最小限に留めるのかがポイントになると思います。楽天モバイルとしても6000億円の投資を回収する必要があるので、本気で全力で勝負にくると思います。キャリア4社にとって勝負の1年になると思います。

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