信用買い、信用売り(空売り)や純カラをする上での注意、追証を発生させないために

当方の株式投資では、現物取引よりも信用取引ばかりであることや、信用取引で大きな利益を生み出している点から説得力がないことを申し上げますが、株式投資において信用取引はお勧めしません。なぜなら株式投資で大損した、追証がきた、借金ができたという結果となり強制退場している人は信用取引をしているからです。

もちろん、株式保有している会社が上場廃止となった場合は大損することになりますが、その場合でも負債を負うことはありません。しかし、信用取引をしている場合は投資に失敗すると最悪の場合は借金漬けとなってしまい人生を棒に振ることもあり得るのです。

ということを認識した上で、当方が信用取引を行う上で注意していることを紹介したいと思います。あくまでも、個人的なメモとして読んで頂ければ幸いです。

信用買いは「借金をする」ということを認識すること

信用買いで取引し約定した時点でその約定金額が借金であることを認識することが大切です。また、その約定金額は最悪の場合(上場廃止した場合)全て失う可能性のあるお金であることを認識することが大切です。

もちろん、投資先の企業を綿密に分析した上で信用買いをするのですから、約定していきなりストップ安となったり、上場廃止となったりするケースはほとんどないと思いますが、2008年のリーマンショックを経験していない人はその認識が甘い人もいらっしゃるので、信用買いの約定金額が借金であることを認識することが大切です。

信用買いが約定してから損益に着目することは最も大切ですが、その約定金額があなたが負う借金であることも認識することが大切です。

信用買いで二階建てはしない、二階建てする場合は短期決戦で

現物株を担保にしているにも関わらず、同じ銘柄を信用買いする(二階建て)してしまうと、その銘柄の株価が大幅下落した場合、現物株と信用買いの建玉の二重で含み損が発生することから、高いレバレッジである場合はすぐに追証が発生するような状況になります。

もちろん、明らかに株価が上昇すると判断できる場合、外部要因で短期的な下落であると判断できる場合は短期決戦で信用買いの二階建ては有効な手法であるかもしれません。理想的には信用買いで二階建てを行った金額は、現引きできるだけの現金が口座にあることです。または貯金を崩せば現引きできる範囲であることが重要です。

当方は二階建てをする時がよくありますが、その場合には意図せず下落した場合においても、必ず現引きできる範囲であることを条件(ルール)として取引しています。

信用取引におけるレバレッジを抑える(最大2倍までとする)

信用取引では現金や現物株を保証金として証券会社に預けることで、この保証金の約3倍までの取引が行えるようになりますが、決してフルレバ(3倍)やフルレバに近い金額で信用取引を行ってはいけません。フルレバの連続で大きな利益を得たというようなブログやツイートを見かけても、そのまま鵜呑みにしないようにしましょう。

フルレバやフルレバに近いギリギリの金額で取引している人は、遅かれ早かれ追証を経験することになる、あるいは大きな損失を被る可能性が高いと申し上げられます。この点については一度痛みを経験すればよく理解できるのですが、できればその痛みを味わうことがないように例えば、レバレッジは最大で2倍としたり、委託保証金率は50%を下回らないようにすることなど、信用取引を行う前には追証を発生させない絶対ルールを決めることをお勧めします。

また、分析を行った結果、保有銘柄がこの株価を割り込むことはあり得ないというところまで下落した場合にはロスカットするなどの絶対ルールも定義しておくようにしましょう。

信用買いは、無期限(一般信用)で購入すべきではない

信用買いには6ヶ月(制度信用)と無期限(一般信用)の2種類がありますが、信用買いは借金であると冒頭で申し上げた通り短期決戦(最大でも6ヶ月)で処理すべき買いです。例えば、配当利回りがあまりに高くなると無期限で信用買いしたくなりますが、そのような銘柄にかぎって暴落し続けることがよくあります。

今までは、外的要因などで一時的に大幅下落した利回りの高い銘柄は、信用買い(無期限)で買っていたことがありましたが、これは非常にリスクが高いと再認識できましたので、当方はもう二度と無期限(一般信用)で信用買いをすることはありません

信用売り(空売り)は、純カラの場合には翌日に持ち越さない

現物株を持った上での空売り(売りヘッジ)ではなくて、現物株を持たないで信用売りを行う純カラをする場合には翌日に持ち越さないことが重要です。※ 確実な業績悪化を想定できるにもかかわらず、地合いで上昇していて割高である場合は50%以下での持ち越すのも手。

翌日までに好材料やポジティブサプライズが発生した場合、翌営業日にギャップアップ(GU)スタートしたり、最悪の場合はストップ高などもあり得ます。信用買いの場合、現引きという損失を確定させない回避手法がありますが、純カラの場合は損失の回避手法はありません

そもそも純カラ自体お勧めできないですし、純カラをする場合には翌日に持ち越さないというルールを当方は必ず守っています。ただし、明らかに暴騰して近い将来明白に下落する要因を分析できている場合、それがレンジ相場の上限であった場合に限り、30単元以内で持ち越す事もあります。

理想的な空売り手法は、保有株が暴騰してここが天井だと思う地点で空売りを行っておけば、そこから下落しても利益が得られるし、そこから上昇しても利益が得られるということになります。例えば、8000株を保有していて天井に達したと判断できた場合、3000株を空売りすることで、その上昇した株価から下落すれば3000株の空売り玉で利益を出すことができますし、仮に上昇し続けても現物株の3000株を売却と空売り3000株を返済すれば、天井と判断した時の利益額を得ることができます。保有株数が多い時におけるお勧めの利益確定手法です。

信用売りする際には、感情をなくして冷静に機械的に決定する

ここまで上昇すれば間違いなく信用売りすべきだろうや、NYダウも日経平均先物も暴落だから信用売りすべきだろう、他で損失を取り戻すためにここは売りだ、などと何となくの売りや、感覚的なものや感情的なものくる信用売りはしてはいけません

ボックス相場でレンジの天井であることだけでなく、今後業績的に必ず落ち込む可能性があることを自分なりに分析できている場合に信用売りすべきです。あと、それぞれの銘柄にはクセがあることから、そういった知識がある場合に限り行うようにすれば必ず利益が得られます。

また、それでも一度に全売り(51単元)することは絶対にNGであり、例えば最大で5000株の空売りを考えている場合は、1000株ずつ行うこと、20円ずつ増やすことなどしっかりとしたルールを決定した上で弾丸をこめるようにしましょう。

※ 特別金利や優遇を受けるための毎月5億円約定をしている場合は、数円抜きのための玉は翌日に持ち越さないようにしましょう。

気配値には騙されないように:開始1秒前で激変する場合がある

メジャーSQ日などの場合、気配値はとてもいい加減な情報となるから騙されないように、、とそのような常識を伝えたいのではなく、

「開始1秒前の気配値」にダマされないことが重要です。8時59分59秒まで寄りがとても高く始まるような気配値であるにも関わらず、0.9秒後には買いが一斉に抜けて、とても低い株価で空売りしてしまった経験が何度かあります。

また、前日に空売りをしていて安く空売りの買戻しをできたチャンスを逃してしまったことも何度かあります。ですから、確実に空売りの買戻しで利確したい場合には、開始1秒前でもその気配値にダマされることなく、指値で10秒前に発注しておくことも考えておきましょう。

あとは、個人的なメモとして、SBI証券で寄り付きで約定させる場合、約定完了して次の処理に移るまでに10秒前後の遅延があるので注意が必要です。約定後に、すぐに返済処理したいと考えている人はこの遅延を認識しておくことが大切です。

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