関西電力(9503)20年3月第2四半期(増収増益 連結純利益55.5%増の1131億7300万円)

2019年10月28日、関西電力(9503)の決算発表は以下の通りとなりました。

売上高、営業利益、経常利益、当期利益の全てがプラスとなり、なかでも中間連結純利益は55.5%増の「1131億7300万円」となりました。非常に良い決算内容です。

通期予想として、2020年3月期の連結営業利益が「2000億円」黒字とありますが、上方修正される可能性もあります。1株利益が156.75円ですから、年間配当をもう少しだけ引き上げて頂きたいところですが、少なくとも来期の増配は期待したいと思います。

なお、増配される場合は最近の傾向として、配当権利日の引き後に増配発表があるか決算発表時に増配が発表されます。従って、今期55円の可能性や来期60円の可能性はまだまだあるかと思いますので、こちらも期待して引き続きホールドしたいと思います。

関西電力:決算のポイント

電気料金値下げだけでなく、総販売電力量の減少により、電力料が減少した点はマイナス要素ですが、「ガス」「その他エネルギー事業」「生活・ビジネスソリューション事業」の売上高が増加したことで増収になったという点はとても良いです。

つまり、電力以外の新しい柱が大きな成功を収めていることが分かります。

2019年度業績予想・期末配当予想は変更していない、とありますが昨年度同様にいきなり増配というパターンが最近の傾向なので、この点は気にする必要はありません。

料金改定(料金値下げ)、電力自由化や省エネや節約などによる総電力量の減などによって、大きなマイナスとなる一方で、為替・燃料価格の変動影響によって大きなプラスとなっていることが分かります。つまり、目安としてはドル円110円以下であることや、WTI原油が65ドル以下であることは注意してウォッチしておく必要があります。

また、最大の懸案事項である2019年4月24日に原子力規制委員会が見解を出した、完成期限を認めない以下の件、下表の遅れる見通しがさらに遅れないかどうかも注意して見ておく必要があります。逆に言えば、前倒しで進めば大きなポジティブ材料となります。

関西電力の「規制上の期限」と「遅れる見通し」は以下の通りです。

関西電力の原発 規制上の期限 遅れる見通し 稼働状況
 高浜原発 1、2号機 2021年6月 約2年半 停止中
 高浜原発 3号機 2020年8月 約1年 再稼働中
 高浜原発 4号機 2020年10月 約1年 再稼働中
 美浜原発 3号機 2021年10月 約1年半 停止中
 大飯原発 3、4号機 2022年8月 約1年 再稼働中

重要な点として、上表から分かる通り、2022年8月に大飯原発が停止されるまでには高浜原発3・4号機については対策工事が完了したおり、原発ゼロ状態は発生しないことが分かります。

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